このソフトウェアは、
三棹法による深視力検査
を模倣するソフトウェアです。
動かし方として、
・試験モード
・練習モード
この2つのモードがあります。
試験モードは、実際の検査器と同じように動きます。
1回目 → 2回目 → 3回目
この三回を一つの動作単位としています。
1回目(初回) の、
・動作開始位置
・動作開始時の進行方向(奥→手前、手前→奥)
は、ランダムに決定されます。
2回目、3回目は、前回の停止位置からの再開になります。
練習モードは、回数無制限で動きます。
練習モードには、明確な終了がありません。
表示しているビューは、すべて、ドラッグにより、
任意の位置に移動させることができます。
動作に必須ではないものは、非表示にすることが可能です。
棹を動かす速度 (タイマー速度 0.01ms ~ 0.999ms)
棹を表示するビューの縮尺率 (10% ~ 100%)
水平方向の棹の間隔 (-80 ~ +80)
は、変更することが可能です。
自動車運転免許の適正検査で使用されている
三棹法の検査器の速度は、
[速い方] 1秒あたり 50 mm 2秒 で 10cm
[遅い方] 1秒あたり 25 mm 4秒 で 10cm
この2通りです。
この速度には、このソフトウェアでは、
[速い方] 50mm / 秒 → タイマー速度 0.02 秒
[遅い方] 25mm / 秒 → タイマー速度 0.04 秒
こう設定すると、ぴったり合います。
棹を表示するビューのサイズは、
10% ~ 100%
の範囲(91段階) で変えることができます。
・棹を表示するビューのサイズの縦横比
・棹を表示するビューのサイズと棹の横幅の比
・棹を表示するビューのサイズと棹の縦方向の長さの比
は固定です。変えることはできません。
サイズ、比は、実機に合わせた値を使っています。
このソフトウェアでは、位置値は、ミリメートル(mm) でとらえています。
それ以上の分解能はありません。
そのため、センチメートル(cm) でなら、
小数第一位までの取り扱いになります。
試験モードでの平均値だけは、小数第二位まで表示しています。
この値は、総和 / 回数という割り算の結果だからです。
位置の値に関しましては、試験モードでの平均値以外の値は、
すべて、いわば、実測値というようなものになります。
計算算出の値ではありません。
そのため、位置の値に関しましては、
計算誤差というようなものはありません。
深視力検査の合否の判定等について
自動車運転免許の適正検査での、深視力検査で用いられる検査器は、
簡単に言えば、
奥
|
|
+
|
|
手前
このように、
中心から、上下に 10 cm。
という長さになっています。
[起点] 中心
[終点] 停止ボタンを押して、棹を止めた位置
この長さが
試行の結果の値
とされます。
合否の基準は、
3回の試行の平均が、2 cm 以内なら、合格。
と言われることが多いです。
※ある一回の試行の結果が、2.0 cm を超えていても、
※それだけでは、不合格にはなりません。
しかし、この基準を示されても、なお、わからないところもあります。
1回目終了時点で、試行の結果の値の総和は、
6.0 cm を超えた。
2回目終了時点で、試行の結果の値の総和は、
6.0 cm を超えた。
こういうことになって、不合格となることが確定しても、なお、
試行は、必ず、3回行うのか?
このようなことが、よくわかりません。
このソフトウェアでは、
1回目、2回目で不合格が確定すると、2回目、3回目は行わない。
ということにしています。
東京の厳しい試験場では、
手前 → 奥
という進行方向で停止させようとして、
奥 → 手前
の動きを見送った。
ということを行うと、その時点で、不合格とされるらしいです。
ただ、東京でも、厳しくない試験場では、
何回見送っても、不合格にはならない。
ということらしいです。
このソフトウェアでは、見送りについては、
何回見送っても、不合格にはならない。
としています。